今週も労務つながりで、厚生労働省が運営する事業者のための労務管理・衛生管理診断サイト「スタートアップ労働条件」をご紹介します。URLは以下になります。
https://www.startup-roudou.mhlw.go.jp/
「スタートアップ」と書いてありますが、既に開業してから時間が経っている事業者様でも問題なく使えるウェブサイトとなっています。
このサイトでは上記のトップページ画像にてみれるように4点のことができます。
①労働管理・安全衛生管理ウェブ診断
②働き方改革関連法セルフチェック
③36協定、1年単位の変形労働時間制に関する書面作成支援ツール
④就業規則作成支援ツール
①は63問の一般質問と外国人労働者など特定の事業者に関する質問に答えていくことにより、改善のポイントなどを教えてくれます。
②も同じく質問に答えていくとそれぞれのポイントについて教えてくれます。
③と④に関しては、項目を1つずつ埋めていくと最終的に申請書等ができているというツールになります。自社での作成用に使用しても良いですし、社会保険労務士に依頼する前に一度試しに作成してみることに使用しても良いと思います。
その他にも労務管理担当者用Q&Aなどもあり、初めて従業員を雇う事業者の経営者、担当者が見るには良いウェブサイトだと思います。
従業員が10名未満の場合は就業規則の作成及び届け出は義務ではありませんが、経営者と従業員間の契約事項になりますので、将来の問題解決のためにはあった方がお互いに良い場合が多いと思います。そんな時に就業規則とはどんなものかを知るためにもこのようなツールを使ってみるのも良いのではと思います。
折角国が税金を使って作ってくれていますので(笑)、一度使ってみてはどうでしょうか。ただ、企業の規模を拡大していく計画の場合は社会保険労務士さんと早めに正式に契約されるのが良いと思います。