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事業再構築補助金第12回公募開始<補助金速報>

 ついに、というかやっと、23日に事業再構築補助金第12回公募の詳細が発表されました。

 以下の事業再構築補助金のウェブサイトにてご覧ください。

 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

 

 内容に関しては、以下のURLにて見ることができる「概要」が良くまとまっていますので、それを元にご紹介します。

 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/download/summary012.pdf

 

 まず、枠に関しては成長分野進出枠とコロナ回復加速化枠の2つになりました。またそれぞれが2類型に分かれているので、サプライチェーン強靭化枠を別とすると4種類になります。ただし、成長分野進出枠のGX進出類型は大変なので(笑)、今回は残りの3種類を主として説明させていただきます。

 

 

 以下のように、それぞれ上限金額、補助率が企業規模によって設定されています。自社がどちらに当たるかは公募要領にてご確認ください。

 

 

 共通要件に関してはこれまでとほぼ同じと思います。枠によって目標平均成長率が3.0%から5.0%以上と設定されています。

 

 

 成長分野進出枠については、これまで通り、①過去から将来の中で10%以上成長する分野に属しているかという市場拡大要件、もしくは②10%以上縮小する分野に属しており、そこから他の分野へ移行する市場縮小要件が必要になります。

 そのため、その業界が指定されるか、自身で証明することが必要です。

 

 私も前々回に申請した時に証明できずに、事業者様に申し訳ないことをしたことがあるのですが、自身にて証明するのはなかなか大変だと思います。

 

 

 微妙に上限金額が下がっているような気がします(笑)。

 

 

 コロナ回復加速化枠はこれまでの物価高騰対策・回復再生応援枠や最低賃金枠に代わるものです。

 

 これまであった売上の減少条件はなくなりました。その代わり、借り換え条件が追加されました。これに関しては私の周りでもコロナ融資を借り換えされた事業者様には余りお会いしたことがないのでどの程度候補者がいるのかわかりません。が、いまだに売上が下がっている事業者よりも、金融機関が借り換えに応じてくれたとう事実があるので、まだ新規事業に挑戦しても成功する可能性は高いのではと思います。

 

 ただ、一発逆転サヨナラホームランを狙うのは、人、モノ、カネの経営資源が余程「新たに」集めないと難しいと思いますので、参加者全員でよく相談されることが良いと思います!

 

 

 条件アップのための規模拡大・大幅賃上げ要件ですが、こちらは従業員数次第だと思います。以前相談にいらっしゃった事業者様は従業員数が多いため、賃上げにかかる費用と補助金額の増減額が余り変わらずに諦めたことがあります。毎年地域最低賃金は上がりますので、企業内最低賃金も上がることになりますので、きちんとした計算をされることをお勧めします。

 

 

 今回から基本事前着手が不可となりました。

 

 

 多少審査項目が変更されていると思います。これまでは①補助対象事業としての適格性、②事業化点、③再構築点、④政策点でしたが、以下の5点と内容も多少変更されています。

 そのため、審査の項目が変更されている部分に関しては、その項目にもキチンと応えるように注意してください。申請書の内容が良くても、聞いていることに応えていなければその部分はゼロ点になってしまいます。

 

 また、今回から口頭審査があるようですので、外部への丸投げは避けましょう(笑)。

 

 

 対象経費や対象外事業の項目は大きく変わっていないと思いますが、公募要領をご確認ください。

 

 今回は締め切りまで時間的な余裕がありますが、認定支援機関から確認書をもらうのにこれまで以上に時間が掛かるといわれています。特に金融機関からもらう場合は、現在の自社の財務状況が厳しい場合は融資、つまり確認書の発行を断わられることも考えられます。そのため、従来は1週間ぐらいでもらえたのが1か月はかかるのではと心配されています。

 

 このような状況も考えて、なるべく早めに進めていくのが良いと思います。目安は締め切りの1か月前に認定支援機関に確認書を依頼されるのが良いと思います。

 

 当社にてもこれまで多くの事業者様の申請支援を行ってきましたので、もし誰に相談していいかがわからない場合は、是非当社へお問い合わせください。