7月1日付けの東洋経済オンラインに河合薫さんという健康社会学者・博士が「「40代がやる気を失うのは会社のせい」という根拠
なぜ日本の組織は社員のやる気を奪うのか」という記事を紹介していました。
こちらは前回までご紹介していた株式会社ロームさんも取り上げていた「サボタージュマニュアル」の話しになるのですが、大変興味深い内容ですので、今回ご紹介させて頂きます。
「サボタージュマニュアル」とは第二次世界大戦中にアメリカのCIAの前身の組織(OSS)が敵の組織のやる気をなくさせるための指南書として作成したものです。つまり敵への妨害工作なのですが、これが発表されると日本の多くの会社で、うちのことだと大変話題になったそうです。
以下はその一部になりますが、皆さんの会社ではどうでしょうか。
当たり前のようにやっていたことが、実は会社のためにならない、もしくは単に時間を潰しているだけと評価されるのもつらいと思いますが、客観的(定義が難しいですが)に考えると、もしくは新しい事を進めたい、始めたいという観点から見ると、その通りだと終えてくると思います。
是非、一度チェックしてみてください!
〈組織や生産性に対する一般的な妨害〉
○組織と会議
・何事をするにも「決められた手順」を踏んでしなければならないと主張せよ
・「演説」せよ。できるだけ、頻繁に延々と話せ
・議事録や決議の細かい言い回しをめぐって議論せよ。あらゆる決断に懸念を示せ
○管理職
・指示を誤解せよ。長ったらしい返信を送れ
・士気を下げるために、不相応な作業員を昇進させよ
・できる作業員は冷遇し、仕事に不条理な文句をつけよ
・重要な仕事は必ず会議を開け
・もっともらしい方法で、ペーパーワークを増やせ
・手続きに必要な承認者は、ひとりで十分でも3人の認可を徹底せよ
○従業員
・のろのろと働け
・できる限り自分の仕事を中断せよ
・何回も繰り返し尋ね、不要な質問で主任を困らせよ
・質問をうけたら、長ったらしい、理解し難い説明をせよ
・とぼけよ
・面倒なことに巻き込まれないように、できる限り不機嫌にふるまえ
株式会社ロームさんのYoutubeビデオは以下からご覧いただけます。