以前私のお気に入りのYouTubeチャンネルをご紹介しましたが、その後に見つけて現在毎回参考にさせてもらっているチャンネルがあります。株式会社ロームという社労士事務所のYouTubeチャンネルで、人材育成や採用に関してためになる内容を紹介してくれています。
今回から3回に渡って、YouTubeビデオをご紹介したいと思います。
今回は上記のビデオで、人材育成についてです。
人材育成には2種類あり、人を成長させる育成と辞めさせる育成があるとのことで、辞めさせる育成方法は個人に焦点を当て、できない所をできるようにする育成方法とのこと。普通に良くやる育成方法と思われますが、この方法だと個人にプレッシャーを掛けてしまうため、辞めてしまう可能性が高くなるとのこと。逆に辞めてほしい人にはこのような方法を取った方が良いという内容です。
逆に良い育成方法としては以下の様になるとのことで、ちょっと難しですが良く読んでみてください。
・個人ではなく、チームとして底上げを目指す。
・従業員は自分の幸せを目指して会社に入っているので、従業員の幸せを目指す経営理念を持っているということを繰り返し伝える。
・その方法が以下の様な流れになります。三段論法の様ですが(笑)。
①当社は従業員の幸せの実現を大切にしている会社です。
②従業員の幸せを実現するために、今後採用が難しくなっていく中で、従業員から選ばれる魅力的な会社になって、
従業員が採用、育成、定着、活躍できる生き生きした会社を作っていきたいと思っています。
③そのために給料が高くて、ボーナスも多く、休みも多い労働条件が良い会社と作っていきたいと思っています。
④次に働き甲斐がある会社を作っていきたいと思っています。
お客様から感謝され、成長し、安心して幸せな会社を作っていきたいと思っています。
⑤最後に誰かが休んでもフォローしあえる人間関係の良い会社を作っていきたいと思っています。
⑥この実現のためにはお客様から選ばれる魅力的な会社でなければいけません。
魅力的な会社になれば、多少高くても買ってくれるので会社に給与を上げるなどをす余裕ができます。
⑦市場にはお客様と当社とライバルがいます。ライバルが解決できないお客様の悩みや望みを当社が解決できれば
少し高くてもお客様はお金を払ってくれます。ですので、皆で問題解決能力を上げたり、コミュニケーション能力
を上げて、当社の粗利益を上げていくようにしていきましょう。
・これを繰り返し伝えることにより、皆がスキルアップをしたり、お客様へより貢献するにようになってもらうことに繋げていけるとのことです。
実際のこのようになるかは分かりませんが、一つのやり方だと思うのでなかなか従業員のレベルアップができていない会社の経営者の方はチャレンジしてみてはどうでしょうか。
こちらの会社は経常利益の30%を賞与の原資にしていることを宣言しているようです。これも一つの考え方ですので、検討に値すると思います。
従業員さんの教育、育成は一番難しいですよね。でも従業員は今後は人財になりますので、いろいろチャレンジしてみてください!