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経営自己診断システム

政府関係の団体がいろいろな経営分析ツールを出しています。

このブログでもご紹介し、事業再構築補助金の必須要件となっているローカルベンチマークもその一つですが、今回は金融機関が良く使っている「経営自己診断システム」をご紹介します。

 

特に金融機関や信用保証協会は事業者をランク付けをしなければなりませんので何か指針が必要ですが、そのベースとなる分析がこちらになります。

以下は千葉県信用保証協会のウェブサイトですが、右にそのロゴがありますので、これを使ってくださいと暗に言っていますね。

 

 

経営自己診断システムは以下のURLになります。

https://k-sindan.smrj.go.jp/

 

 

他の分析ツールと同じで、決算書(貸借対照表と損益計算書)の数字を入力します。

1期分だけなので(一部指標は前期も)ちょっと物足りないかも知れません。

 

入力後以下の5項目27指標で分析されます。

①収益性

 ・売上高総利益率

 ・売上高営業利益率

 ・売上高経常利益率

 ・総資本営業利益率

 ・総資本経常利益率

 ・資本償却前経常利益率

 ・インタレスト・カバレッジレシオ

 ・債務償還年数

②効率性

 ・総資本回転率

 ・売上債権回転日数

 ・棚卸資産回転日数

③生産性

 ・一人当たり売上高

 ・一人当たり有形固定資産額

 ・一人当たり経常利益

④安全性

 ・自己資本比率

 ・流動比率

 ・当座比率

 ・固定長期適合率

 ・減価償却率

 ・手元現金預金比率

 ・借入金月商倍率

 ・借入金依存度

 ・預借率

 ・売上高支払利息割引料率

⑤成長性

 ・前年比増収率

 ・総資本回転率増減

 ・自己資本比率増減

 

ほとんどの指標が一般的なものなのでご存じだと思いますが、金融機関ぽいのが借入金関係の指標ですね。債務償還年数などは珍しいです。

これらの指標を所属する業界の平均数値と比較して評価していきます。

最後は倒産リスクまで出してくれます。

 

入力して一喜一憂するのではなく、毎期入力して、その変化を見ていくのが最も賢いやり方だと思います。

是非一度試してみてください。

 

この財務分析に将来の事業計画の作成を追加したものがローカルベンチマークになります。

財務分析は過去の分析になりますが、もしそれだけでは物足りない言われる事業者様は是非ローカルベンチマークにチャレンジしてみてください!

 

経済産業省の正式ウェブサイトはこちら。

https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/

 

少し古いですが、以前ブログでもご紹介しています。

https://www.nomoto-partners.com/2019/08/09/%EF%BC%93%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%88%86%E6%9E%90%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B/

 

ご興味のある方は是非お問合せ下さい。