少し前ですが、昨年の10月28日に博報堂生活総合研究所が今年のヒット商品を予想していました。
インターネットで見つけたのでご紹介させて頂きます。
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/93973/
2022年のヒット商品のキーワードは、「動かず、動かす」とのことです。
具体的には、①フードデリバリーサービス、②無人・非接触サービス、③オンライン授業/学習がトップ3になっています。
以下はこのヒット予想の解説です。
昨年のヒット商品(1位「フードデリバリーサービス」、 2位「東京2020オリンピック・パラリンピック」、3位「オンライン授業/学習」、4位「家飲み」)から大きな変更は見当たりません。
基本は昨年の流れが継続されると考え、新型コロナ対策をしながらいかに消費者と繋がるかを考えていくことがヒット商品に繋がるということですね!!
折角なのでいろいろ考えてみましょう!
■場所を動かず、満足を得る
1位は「フードデリバリーサービス」。また「オンライン授業/学習」(3位)、「オンライン診療」(5位)、 「オンラインイベント」(7位)などのオンラインサービス関連、「家飲み」(13位)、「eスポーツ」(19位)などもランクイン。家ナカの機能を充実させつつ、居ながらにして満足を引き出すことが注目されています。
■人や組織に合わせず、活動を広げる
「無人・非接触サービス」(セルフレジや無人店舗、ロボット給仕など)が2位。わずらわしさがなく効率的と評価されています。「副業」(6位)や「ソロ活」(17位)、「資産形成・資産運用」(23位)もランクイン。これらは、人や組織に合わせて動くのではなく、身軽に個人の力を発揮していこうとするものです。自分の都合や時間を大切にしながら行動していく生活者の姿がうかがえます。
■手間をかけず、楽しみを味わう
「冷凍食品・レトルト食品」が12位。利便性だけでなく、美味しさやバラエティ拡大など昨今の進化も評価され、期待が示されています。 「自動運転レベル3」(27位)もランクイン。こちらも技術進化が加速しており普及が予想されています。また、「国内旅行」が11位に入ったことについては、コロナ禍が仮に鎮静化しても、海外よりまずは手軽でリスクも低い国内からということでしょう。
■構えすぎず、社会に関わる
「電気自動車(EV)」が7位、また 「SDGs」(10位)、「LGBTQ」(13位)など社会的なテーマもランクイン。商品選択で普及を後押しする、情報発信で賛意を示す、できるところは協力するなど、ひとりひとりは身近な関わり方ながら、社会全体の改善への動きは注目されると生活者は捉えています。「ジェンダーレスファッション」(27位)など、まさに身近な変化にも表れてくると予想しています。