毎年恒例のアジアなど海外でのヒット商品の紹介です。
日本経済新聞によると、2021年もコロナ禍で渡航制限が続いたため、自国を見直す機運が高まり、「地元消費」の芽が育った年としています。
代表的な例としては、中国での国産ブランド品、マレーシアでの国産ウィスキー、同じくマレーシアでの自国民の間でのランカウイ島への旅行、シンガポールでの地元でのシースポーツなどが挙げています。
また、コロナ禍ということで2021年も自宅で楽しめるデジタル消費も好調ということで、一番のヒットは韓国の「イカゲーム」ですね。
忘れてならないのは、賛否両論ありますが、東京オリンピックによるスポーツ関連の消費で、台湾やインドネシアは自国選手のオリンピックでの活躍が人気を博しています。また、コロナもあり、自転車、キャンプなどの日本でも流行ったアウトドアアクティビティがアジアの国でも流行っています。
来年に関しては、コロナの終息が見られない中、身近で楽しめるものに向かうとしています。その代表例としては、「メタバース(仮想空間)」(韓国)や海外の街並みの再現による「疑似体験」(タイ・台湾)などがヒットするのではとしています。
当社は輸出をしていないので関係ないと思わずに、どこかに事業のヒントはあると思いますので、このような海外でヒットしていることも自社のビジネスに使えないか一度考えてみてはどうでしょうか。
良く言われるように、イノベーション(革新)というとゼロから何かを生み出すように感じられますが、既存のアイディアの組み合わせで十分新しい事が生み出せます。
自社のいる業種の競合がやっている事をそのままマネするのは駄目ですが、他業種の企業がやっていることを自分の市場で行うことはイノベーションを生む可能性があります。
いろいろ頭の中で考えてやらないのであれば、小さい規模でテスト的にやってみてから検討する方が可能性があると思いませんか?!