ビジネスフレームワーク図鑑も今週と来週の後2週になりました!
第6章 組織をマネジメントするフレーム(11種)
(1)目的を共有する
(56)ミッション・ビジョン・バリュー
(57)Will/Can/Must
(58)Need/Wantマトリクス
(2)メンバー間の関係性の質を高める
(59)ジョハリの窓
(60)認知/行動ループ
(61)ウォント/コミットメント
(62)PM理論
(63)ステークスホルダー分析
(3)メンバーのモチベーションを高める
(64)動機付け・衛星理論
(65)Will/Skillマトリクス
(66)GROWモデル
(1)目的を共有する
組織やチームを築いていくために武器となるフレームワーク。最初のステップでは、組織として向かう未来と、個人個人が描く未来をすり合わせ方向を一致させる。
(56)ミッション・ビジョン・バリュー
組織が社会に存在する意義や役割を定義し、メンバーで共有するためのフレームワーク。
(57)Will/Can/Must
「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「やるべきこと(Must)」の3つの要素で業務を整理することで、最もやりがいをもって取り組める業務を見つけ出すフレームワーク。
(58)Need/Wantマトリクス
「Need(組織にとっての必要性)」と「Want(欲求=個人にとっての重要性)」の2つの軸でマトリクスを構成し、業務の振り返りをするフレームワーク。
(2)メンバー間の関係性の質を高める
次のステップで役立つ、メンバー同士の相互理解を促し、人間関係を良くしていく際に活用できるフレームワーク。
(59)ジョハリの窓
自分という存在について「自分で知っていること/知らないこと」「他者が知っていること/知らないこと」という2つの軸で構成したマトリクスを用いて、自分や他者への理解を深めていく手法。「開かれた窓」「隠された窓」「気づかない窓」「未知の窓」と名づけられた4つの象限を可視化していく。
(60)認知/行動ループ
コミュニケーションにおいて、お互いの「認知」と「行動」にプロセスを分解し、そのズレを可視化して関係性を改善するフレームワーク。
(61)ウォント/コミットメント
チームや組織に対して個人が期待していること(ウォント)と、貢献できること(コミットメント)を共有して、メンバー間の協力を促進するフレームワーク。
(62)PM理論
リーダーシップの分類や育成方針を考える手法。「目標達成昨日(Performence Function)」と「集団維持機能(Maintenance Function)」の2つの能力の強弱から、メンバーのリーダーシップをPM型、Pm型、pM型、pm型の4つに分類。
(63)ステークスホルダー分析
利害関係者(ステークスホルダー)を「影響度」と「関心度」の2軸のマトリクス上に配置し、活動を推進していく際にどのように働きかけていくかを検討。
(3)メンバーのモチベーションを高める
モチベーションに影響を及ぼす要素を可視化したり、共有できるフレームワーク。
モチベーションに影響を及ぼす要因を考える最も代表的な手法:マズローの欲求の五段階説。
(64)動機付け・衛星理論
満たされることでモチベーションを上げるもの(動機付け要因:評価や成長、達成感)と満たされないことでモチベーションを下げるもの(衛生要因:職場の人間関係や業務環境、報酬の問題)の2つに分類する考え方。
(65)Will/Skillマトリクス
故人のやる気(Will)を能力(Skill)に応じて、育成方法を考えるフレームワーク。やる気と能力のバランスに合わせて「委任」「指導」「着火」「命令」の4つの働きかけを使い分ける。
(66)GROWモデル
コーチングの場面で活用される、目標達成を支援するフレームワーク。「目標の設定(Goal)」「現状の把握(Reality)」「資源の発見(Recource)」「選択肢の創出(Option)」「意志の確認(Will)」で構成され、適切な問いを用いて医師や思考を引き出す。