ビジネスフレームワーク図鑑の第3章になります。
第3章 課題解決のアイディアを練るフレーム(10種)
(1)制限無くアイディアを発想する
㉒ブレインライティング
㉓マンダラート
㉔形態分析法
㉕シナリオグラフ
㉖オズボーンのチェックリスト
(2)アイディアを形にしてみる
㉗アイディアシート
㉘ストーリーボード
(3)アイディアの評価と選択
㉙プロコン表
㉚SUCCESs
㉛ペイオフマトリクス
(1)制限無くアイディアを発想する
アイディアを生み出す流れは「発散」と「収束」の2つに大きく分類できる。「発散」は、除法をインプット、理解、分解し、そこからアイディアを自由に広げるステップ。「収束」とは、発散したアイディアを整理、分類、結合などして、具体的に活用できる形へと磨き上げていくことである。
㉒ブレインライティング
回転盤のようにシートを次の人に廻していき、前の人のアイディアを借りながら思考を広げていく手法。
㉓マンダラート
マス目状のフレームの中心にテーマを設定し、そこから連想されるアイディアやキーワードを周辺のマスへと書いていく手法。キーワードを網羅的に可視化できる。
㉔形態分析法
対象となるテーマや課題に対して、まずその対象を構成する変種を明記し、各変数の要素を挙げる。その要素を組み合わせてアイディア化する。
㉕シナリオグラフ
誰が(Who)、いつ(When)、どこで(Where)、何を(What)、という4つの変数から要素をかき出し、物語(シナリオ)を作ることでアイディアを生み出すフレームワーク。
㉖オズボーンのチェックリスト
「転用」「応用」「変更」「拡大」「縮小」「代用」「置換」「逆転」「結合」の9つの問いで新たな視点を得るフレームワーク。
(2)アイディアを形にしてみる
ここまで発散してきたアイディアの中で重要な要素を抽出、整理、結合させ、1つのアイディアに練りこんでいく。シーンとストーリーを意識して試作品を作っていく。
㉗アイディアシート
頭の中にある考えをかき出すためのシート。スケッチし、言語化して整理し、他社からのフィードバックをもらって磨くの3ステップ。
㉘ストーリーボード
理想的な顧客体験のプログラムを時系列で整理し、ストーリーを描くフレームワーク。問題を抱えている人がそれを解決していくサクセスストーリーを描く。
(3)アイディアの評価と選択
具体的に整理したアイディアの候補から、どのアイディアを実行に移すのかを考えるステップ。良いアディアを選ぶための第一歩は、良いアイディアをは何かと判断するための指標を設定したうえで、評価と選択を行うこと。そのためには選択肢を多面的に見ることがポイント。
㉙プロコン表
ある選択肢に対して「プロス:Pros(賛成意見)」と「コンス:Cons(反対意見)」の情報を整理・比較し、意思決定の参考になるものを収集するフレームワーク。
㉚SUCCESs
「単純(Simple)」「意外性(Unexpedted)」「具体的(Concret)」「信頼性(Credible)」「感情(Emotional)」「物語(Story)」という6つの切り口でアイディアについての評価や改善を行う。
㉛ペイオフマトリクス
「効果」と「実現性」の2つの軸で構成されるマトリクスを用いて、効果的にアイディアを選択するためのフレームワーク。選択肢が多数存在する時に選択肢の絞り込みと優先順位決めを助けてくれる。