中小企業向け3大補助金の一つにIT導入補助金がありますが、これは他の2つの補助金と異り中小企業診断士が支援することが難しい仕組みになっています。
仕組みとして、ソフトウェアを提供するIT企業が中小企業を直接支援をしなければならに事になっているためです。しかしながら、実際は何のソフトウェアを導入したら良いかを決めるのが一番難しく大切だと思うのですが、その部分での支援が上手く行われていません。
*2021年のIT導入補助金の申請スケジュールはまだ発表されていませんのでご注意ください。
中途半端ですが、その解決策の一つとして、以下の「IT戦略ナビ」がありますので、今回ご紹介させて頂きます。
この「IT戦略ナビ」でアンケートに答えていくと、導入した方が良いと思われるソフトウェアを「ここからアプリ」という別のウェブサイト上で推薦される仕組みになっています。
トップページの黄色いボタン「IT戦略マップを作成する→」をクリックすると以下のようなアンケートが出てきますので、チェックを入れていってください。
最後にいくつかソフトウェアを推薦してくれます。
最終的に以下のように「ここからアプリ」という別のウェブサイトの画面が出てきて、解決した課題のためのソフトウェアが提案されてきます。
直接「ここからアプリ」のウェブサイトへ行き、自分で検索することも可能です。
ただ、実際ここで推薦されたソフトウェアが本当の課題解決のためのに役立つかは分かりません。
そのため、面倒ですが、以下をお薦めします。
①国等がやっている無料、有料の相談システムを活用して、専門家に来社、面談してもらい、課題の抽出、IT化を行う。
以下のような工法がありますので、一度調べてみてください。
1.商工会議所、商工会の専門家派遣制度→地元の商工会議所、商工会へお問い合わせください。
2.各県にあるよろず支援拠点の専門家派遣制度→以下で地元の県の窓口を調べてください。
3.IT経営簡易診断→年度の関係で先月29日までですが、無料で専門家派遣ができます。
来年度もあると思いますので、締め切り後はまた調べてください。無料なので是非ご活用ください。
https://www.smrj.go.jp/sme/enhancement/diagnosis/index.html
4.中小企業デジタル化応援事業→こちらも同じく専門家派遣事業ですが、有償ですが、格安です。
こちらも先月31日までですが、来年度あるかは不明です。
②中小企業診断士や経営コンサルタントへ相談して、ITによる業務の効率化を行う。
すべての中小企業診断士や経営コンサルタントがITやソフトウェアに詳しいわけではありませんが、
経営や業務を改善するために必要な事項が分かれば必然的にどんなソフトウェアが必要かは分かります。
是非ご相談してみてください。