家賃支援給付金ですが、9月11日時点で申請が約43万件、その内既に支払いが済んでいるのが9.2万件となっています。
半分以上の申請に対して事務局から不備による修正依頼が出ているようですので、今回は私がこれまで相談を受けてきたなかで、注意した方が良さそうな点をまとめました。沢山ありますが、是非一度読んでみてください。
1.賃貸借契約書全体について
・賃貸借契約書の賃借人、賃貸人の氏名は、自署か押印が必要。
・複数枚ある賃貸借契約書をスキャンした場合はファイル名の最後に(複数ページあり)と入れる。
・賃貸借契約書をスキャンするときに事前に契約書の必要事項にマークする。
(例:個人用申請要領P54)。
〇賃貸借契約書(タイトル)、土地・建物、賃借人・賃貸人
○対象となる施設の名称・住所、契約期間(開始・終了)
○自動更新、金額、転売禁止項目
2.賃貸借契約書が無い場合→様式5-4使用
・賃貸借契約等証明書(契約書等が存在しない場合)/様式5-4を使用する時は、
これが唯一の契約書になるため、様式5-4に記載した日付を申請時に記入する
→2020年3月31日、申請日は含まれるはずなので、以下の画面の下の質問に対しては、
「はい、含まれます」を選択する。
以下は、私が仮の事項を打ち込んだ申請の画面になります。
赤丸をした所に今回新たに賃貸借契約書を作成したという前提で日付を記入してください。
そうすると以下のような画面になるため、様式5-4を添付する。
3.賃貸借契約書に本年3月31日、申請日が無い場合(自動更新の場合)→様式5-3使用
・様式5-3の賃貸借人の氏名、住所等は元の賃貸借契約書の内容と一文字一句変わらないように
注意する。
・自動更新等で2020年3月31日と申請日が契約期間内に入っていない場合は、
様式5ー3(賃貸借契約等証明書(契約書等の契約期間に 2020 年 3 月 31 日又は申請日が
含まれていない場合))の提出が必要。元契約書と様式5ー3の2通の提出になる。
・賃貸借契約書に加えて、2020年3月31日及び申請日を含む覚え書きがあればそれを添付する。
・様式5-3を使用する場合は、3月31日、申請日が賃貸借契約書に含まれていないため、
以下の画面では、存在する賃貸借契約書に書いてある契約日、契約開始日、
契約終了日を記入し、「いいえ、含まれていません」を選択する。
そうすると、以下のように2つの書類を添付できる画面となる。
上には、3月31日、申請日が含まれていない本来の賃貸借契約書を添付する。
下に様式5-3を添付する。
4.賃貸借契約書―その他の場合
・元の賃貸借契約書の名称に賃貸借の文字が入っていない場合(どう見ても賃貸借契約にしか
思えないとしても)は、賃貸借契約に相当する契約であることを説明する書類を作成し、
提出する。参考様式はない。業界にガイドラインがあるかないか要確認。
(家賃支援給付金ウェブサイト参照)。(例:個人用別冊2-5 例外5)
5.申請全般、その他
・誓約書の住所:個人は自宅(証明書の住所)、法人は本社(9月15日事務局確認。
但し、借りている事務所等の住所とのコメントがウェブサイトにあり)。
・申請入力時の申請者の住所:個人は自宅、法人は本社(同上)。
・様式5ー○の賃借人の住所:個人は自宅、法人は本社(同上)。
・申請内容が給付要件を満たしているにも関わらず、申請方法の不備で却下された場合、
不備を修正して再度申請可能。
・確定申告書等にマイナンバーが写っていると不備(消し方は特に問題なし)。
・家賃支援給付金が支払われた場合、貸借人(貸し主/大屋)に確認の葉書が行く。
(例:個人用申請要領P62)。
・支払いの元となる金額は直近に支払った金額になる。提出する過去直近3回の金額が異なる時は注意。
・関係箇所へマーク:直近3回の振込証明用銀行口座コピー、銀行預金通帳
6.事務局 0120-653-930 / 8:30-19:00 土・祝日休み
・現在は繋がりやすいので、繋がらなくても直ぐに再度かけてみる。
・対応する人によって知識の差が大きいため、不安であれば再度電話して確認する。
まだ先は長いので、根気強く進めて行きましょう。