年末押し迫った12月26日、2020年度(実際は2019年度補正予算)の補助金について中小企業庁からパンフレットが発行されました。
(1)中小企業庁のウェブサイト
各補助金のパンフレットがダウンロードできますが、このブログからもダウンロード可能です。
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/
補助金の元である「中小企業生産性革命推進事業」、3つの補助金のの説明です。
①補助事業の一体的かつ機動的な運用
通年で公募し、複数の締め切りを設けることで、十分な準備の上、都合のよいタイミングで申請・事業実施することが可能になります。また、当該事業を通じて、賃上げにも取り組んでいただきます。積極的な賃上げや被用者保険の任意適用に取り組む事業者は優先的に支援します。
②先進事例や支援策の周知・広報
上記以外の支援策も含め、生産性向上に関する中小企業の先進事例を収集し、HP等で広く情報発信
③相談対応・ハンズオン支援
制度対応に係る相談に応じ、事業計画の策定段階から、国内外の事業拡大等にかかる専門家支援やIT化促進支援を提供
(2)ものづくり補助金
新製品・サービス開発や生産プロセス改善等のための設備投資を支援します。
補助上限1,000万円
補助率1/2(原則)
以下の要件を満たす事業計画(3~5年)を策定・実施する
要件①:付加価値額 +3 %以上/年
要件②:給与支給総額+1.5 %以上/年
要件③:事業場内最低賃金 地域別最低賃金+30 円
その他の特徴
①データ連携や海外展開等の高度な取組や事業計画策定を支援できるメニューを用意
②最適なタイミングでの申請、十分な準備・事業期間の確保が可能に
③あらゆる補助金の手続を一つのポータルサイトに集約(J-Grants)
*J-Grantsに関しては後日またブルグにてご説明します。
新しいメニューになっています。
通常の中小企業様はR1をご覧ください。
申請のスケジュールは以下の通りです。
2月頃 事務局決定
3月頃 一般型・公募開始(通年で公募し、複数の締切りを設けて審査・採択)
4月以降 その他類型も順次開始
新しい試みが多いので遅れる可能性が高いかもしれませんが。
(3)小規模事業者持続化補助金
小規模事業者が経営計画を策定して取り組む販路開拓等の取組を支援
<補助額>~50万円
※共同申請可(補助上限額×事業者数)、上限500万円(50万円×10者)
<補助率>2/3
<補助対象>店舗の改装、ホームページの作成・改良、チラシ・カタログの作成、広告掲載など
※事業計画期間において、「給与支給総額が年率平均1.5%以上向上」、「事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上」を満たすこと等を加点要件とします。
スケジュールに関しての発表はまだありません。
(4)IT導入補助金
バックオフィス業務の効率化等の付加価値向上に繋がるITツール導入を支援
<補助額>30万~450万円
<補助率>1/2
<補助対象>
バックオフィス業務の効率化や新たな顧客獲得などのためのITツール導入
※事業計画期間において、「給与支給総額が年率平均1.5%以上向上」、「事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上」を満たすこと等を申請要件(一部事業者は加点要件)とします。
<目標>
採択事業者平均で、労働生産性が24%増加、売上が16%増加、勤務時間は2%減少
スケジュールに関しての発表はまだありません。
他にも、以下の4項目についてのパンフレットが中小企業企業庁のウェブサイトからダウンロードできます。また別のブログで説明しますので、お楽しみにお待ちください。
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/