毎年恒例の中小企業白書の2019年版が発行されました。
以下の中小企業庁のウェブサイトでダウンロードできます。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
またこのブログの一番下からもダウンロードできます。
以下のように3種類あります。
①中小企業白書・小規模企業白書概要
②中小企業白書
③小規模企業白書
②と③が本文ですが、それぞれ649ページ、335ページありますので、ダウンロードには注意してください。中小企業庁のウェブサイトだと章ごとなどバラバラにダウンロードできますので、もし特定の業種等に興味がある場合はそちらからダウンロードしてみて下さい。
そのため、まず①の概要をご覧いただき、本文全文をダウンロードするかお決め下さい。
以下今年の白書の要点、8点です。
<経営者の世代交代>
1.親族内承継の支援措置は大幅に前進。親族外承継により新事業の展開も期待される。
2.廃業時に経営資源を引き継ぐことは、旧経営者・起業家の双方にとって有益。
3.比較的簡単に起業できるフリーランス・副業による操業を促進することも重要。
<構造変化への対応>
4.デジタル化社会では、IoT・AIを活用した、生産性向上の取り組みが重要。
5.中小企業は大企業にとって魅力的な連携相手。研究開発の促進も重要。
6.地方の中小企業こそ、域外・海外の需要を取り込むことが必要であり、それは多くの地域で可能。
<防災・減災の取組>
7.防災・減災対策を進めるため、関係者(サプライチェーン、自治体、金融機関等)も巻き込みつつ普及啓発を推進することが必要。
8.リスクに見合った災害保険への加入を進めることが必要。