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書評④ はじめての問題解決力トレーニング

今回も書評になります。

今回の書籍は、いかに問題を見つけて、その解決策を見つけるかという企業経営者には大切な能力を鍛えるためのノウハウの本です。

一見難しそうですが、はじめて・・・とあるように入門書なので大変読みやすいと思います。 

 

タイトル   はじめての問題解決力トレーニング

出版社    ダイヤモンド社 

著者     斎藤顕一

価格(税別) 1600円

 

中小企業経営者    ☆☆☆

中企業診断士勉強者  ☆☆☆☆

 

<内容>

 ①自社の現状の問題があるのかないのか、基本の数字でざっくり理解する

 数字をチャート化して、他社、過去と比較する

②参入している市場にチャンスがあるのかないのかを知る

 市場を細分化してみる

 顧客の属性やニーズを知る⇒データ、アンケートシート等から自社潜在顧客をみる

③自社のバリューチェーンのどこにどのような課題があるのかを理解する

 自社なりのバリューチェーンを作り、各工程での問題点を洗い出す

 データ分析とインタビュー(顧客、社員)

 大きな質問から(なぜ当社をご利用されますか)、フィードバックをする

④自社のインフラにどのような課題があるのかを理解する

 バリューチェーンの課題からインフラ(人事、情報、総務、財務経理)を考える

 人、コミュニケーションの問題を考える

⑤問題の本質を捕まえたら解決の方向性をイメージしてみる

 問題点をバリューチェーン、インフラ、人で整理する

 

<感想>

 私個人的に大前研一氏が好きなのですが、大前氏がやっているBBT大学の講師をやられている方で前から著書等は持っていました。

初歩的な本ですが(アマチュアの問題解決と呼ばれています)、読んでみると中小企業診断士の養成講座で習った内容をかみ砕いで説明してくれているので、習ってきたことの復習、整理に役に立ちました。

中にパン屋さんの例がありますが、中小企業経営者の方が自社の経営判断をする一歩目として使うのも良いと思います。